つい開けたくなる!圧着DMの魅力
ポストに入っていると、ついつい開けてみたくなる圧着DM。圧着DMを開けてしまう心理とは何なのでしょうか。
いつものDMよりも反応率を上げたかったら、圧着DMにチャレンジしてみましょう。
目次
圧着DMとは
圧着DMとは、用紙の内側をUVニスやフィルム、糊など剥離可能な素材で貼りつけたダイレクトメール(DM)のことです。
簡単にはがすことができるのが特徴で、一度はがすと再びくっつけることはできません。
はがした面は、貼りつけ方によって変わります。
フィルム:ラミネートされたようにツヤがありツルツルした手触りです。
UVニス:光沢のあるデザインで高級感を感じさせます。
糊:四方に3~5mm程度の糊の跡がわずかに残ります。
UVニスは古紙として再利用可能なことから、フィルムレス化が進むなか近年注目を集めています。
プリントヤJPでは、UVニスをはじめとした圧着DMの印刷を承っています。
対応商品はこちら > 豊富な紙種の中から自由に選べる!はがき・DM印刷
圧着DMの種類
圧着DMには、二つ折りになっていてV型と三つ折りになっているZ型、三つ折りでも返信に使用できるように往復はがきを印刷してあるC型、巻三つ折り型とさまざまな種類があります。
実際に画像でみるとイメージがわきやすいと思うので、イラストでご覧ください。

圧着DMのメリット・デメリット
圧着DMのメリット
郵便料金のコストがかからない
同じ郵便料金でも、通常のはがきと比べてたくさんの情報を載せることができます。
二つ折りになっていてV型だと通常はがきの約2倍。三つ折りのZ型だと約3倍の情報を載せることができるため、非常にオトクです。
第三者に内容を見られにくい
圧着DMは簡単にはがすことができますが、一度はがすと再び貼りつけることができません。
このような特性から、明細書や請求書、パスワードのお知らせなど、第三者には知られたくない内容を送るのに適しています。
開封率が高い
封筒と違い手軽に開封できることから、開封率はなんと74.3%!
DM全体の開封率が約60%なのと比べると、圧着DMの開封率は高い数値といえるでしょう。
【参照】JDMA2018年度DMレポート第2弾
圧着DMのデメリット
圧着DMはデリケート
UVニスを用いているため、通常の印刷物と比べて非常にデリケートです。
特に水に弱く、濡れると接着面がきれいに開かないことがあります。
雨など水に濡れてしまった場合には、十分に乾かしてから開くことをおすすめいたします。また、時間が経過すると圧着面がはがしづらくなるため、長期保管に向きません。
思わぬ追加料金がかかることも
圧着はがきを「郵便はがき」としておくる場合、郵便規定基準を守らなければいけません。
近年、この郵便規定基準が大変厳しく、郵便はがき料金の適用・広告郵便の承認審査が得られないケースが発生しています。
圧着はがきの割引申請をする場合は、投函する郵便局で事前審査を行うことをおすすめします。郵便はがきの規定については、【失敗しない!オリジナルポストカードを作るときのポイント】で詳しく説明しています。
圧着DMを開けてしまう心理
通常のDMと比べて、圧着DMの開封率が高い理由とはなんでしょうか。
この理由には、人間の心理的欲求が深く関わっています。
例えば、雑誌の袋とじをつい開けてしまう、中身が分からないのに福袋を買ってしまうなど、人間には中身が分からないものや見えないものを見たい、知りたいという本能的な欲求があります。
この欲求が、圧着DMを開けてしまう行動に繋がるのです。
また、圧着DMは封筒などと比べて手軽に開封できるという点も、開封率が高い理由の一つでしょう。
手に取った瞬間に開封できる手軽さと、中身を知りたい欲求が重なった結果、効果のある販促ツールとして圧着DMは人気があるようです。
圧着DMを作るときの注意点
開きやすくする
圧着DMを開封してもらえるかどうかは、開きやすさも大きなポイントになります。
開けやすいから高い開封率に繋がっているにも関わらず、少しでも開けにくい、面倒くさいと感じさせてしまったら開封率は下がってしまうでしょう。
開ける箇所を目立たせたり、物理的に開けやすくしてあげる必要があります。
物理的な方法として、ずらし折りとコーナーカットがあります。
ずらし折りは、折った時の線を中央からずらしたもので、コーナーカットはその名の通り、コーナーをカットしたものです。

郵便はがきとして送る場合は規定を守る
圧着はがきを「郵便はがき」として送る場合、郵便規定を守らなければなりません。
郵便法によって、はがきに添付(圧着)などできる範囲に関する規約は、以下の通りです。
【参照】日本郵便株式会社はがきの表面に紙を貼り付けて送ることはできますか?
POINT
紙、シール、写真等の薄い紙又はこれに類するもの
はがき本体に全面密着させなければならない
はがきを超えるサイズのものを貼りつけてはいけない
はがき本体と添付物を合わせた重量が6gを越えてはいけない
往復はがきの返信部には、はく離できる物(目隠しシール等のようにはがして使用する物)は貼り付けられない
郵便はがきの規定については、【失敗しない!オリジナルポストカードを作るときのポイント】で詳しく説明していますので、そちらをご覧ください。
プリントヤJPでは、開封率が高く販促ツールとして人気の圧着DMに関するお悩みや困りごとに、印刷のエキスパートがお答えします!
些細なことでもかまいませんので、お気軽にご相談ください。
プリントヤJPが取り扱っている圧着DMの種類はこちら > はがき・DM印刷